2015年6月22日月曜日

現場を訪ねて4 〜食と農業とグローバル社会〜

晴れ間が貴重なこの季節。
この日も朝の太陽も束の間、お昼過ぎには、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨が落ちてきました。

今回は、益子町から車で1時間半、栃木県那須塩原市にあるアジア学院を訪ねました。
幸いにも朝の晴れ間があるうちに那須に到着したので、見学の間は雨にも見舞われず、施設内を案内して頂けました。

























アジア学院は、世界でも類を見ないユニークな農業訓練学校です。
ここでは、世界55カ国以上の人々に日本の農業技術を教え、各国の農村リーダーの育成を行っております。
文化や言語、宗教の違う人が、自国の農村自立の為に、日々農業と向き合いながら9ヶ月の共同生活を送っています。



























施設内には60種類の農作物と数種類の動物いて、シンプルな自給自足の生活を送れるようになっています。
作る農作物は、学生にそれぞれに任せているのだそうです。
というのも学生が自国に帰って行える農業や畜産業には必ず制限があります。地域資源や気候、宗教上の問題など、日本でしか行えない農業ではなく、自国でも持続可能な農業をという考えがあるからだそうです。



























植物も動物もストレスが少なく、のびのびと育っているのが伝わります



スターネットでは、アジア学院で採れた作物を使って作った商品を販売しております。


アジア学院の有機大豆と有機小麦で作った 無添加の二年仕込醤油 500ml ¥1,185

豆の風味が感じるシンプルな醤油。少量でも料理や食材に風味がでます。


アジア学院産の有機人参と国産の果物で作った にんじんジュース 350ml ¥534

果肉がたっぷりで飲むというより食べる。感動的に美味しいです。1本で朝食の代わりになります。こちらは、冬季に作られて、なくなり次第今年の販売は終了となります。

有機農業を通じて健全な食べもの作りを行い、地域社会を生き返らせて、
自然と人間を大切にする社会を築き上げる。
そのようなグローバル社会なら素敵ですね。