2015年8月21日金曜日

生きるエネルギーと共に









今週東京店の店頭を飾っているのは、
益子スタッフのお庭にぐんぐんと繁っているという
“イガナス” の木。
チョウセンアサガオとも呼ばれます。

朝、ハサミを入れて車に揺られて3時間。
今月も東京店に、商品と共に益子の息吹が届けられました。

イガナスは、容姿の美しさとユニークさからガーデニングや生け花でも親しまれる
身近な植物ですが、花を含め、全体に強い毒性を有するそうです。

名にある通りイガイガとした実を膨らませ、内に沢山の種を宿していきます。




淡く色付く可憐な花


そもそも自然界の植物は、
その多くが微量でも毒性を有していますが、
みなそれぞれに他の動植物たちと隣り合わせに
みずみずしく命を繁らせ
次の世代へと生命を繋いでいます。

自らの種が絶えるほど侵されてしまうことのないように、身を護る。
同時に、鳥や虫の力を借りて種を広範囲に届けられるよう、
愛らしい魅力をもって。


そうした共存共栄の絶妙なバランスは、
自然の摂理に委ねられて初めて、
それぞれの身にそれぞれの加減で宿るのでしょう。


私たち人にもある、それぞれのイガイガ。

自然界の生き物たちのように、
私たちも時々、力んだものをほどいて
自然の摂理に委ねてみよう。

そしてお互いの柔らかなイガイガに触れる経験を重ねながら、
互いに越えずにおくとよいラインのようなものを
知っていく。
それは、お互いを護り合っていくということ
ひいては種の保存に必要なことなのかもしれません。




マキマロ
ガーゼストール(藍×山桃) ¥65,00 +tax
ワンピース マール(ログウッド) ¥29,800 +tax


そんなイガイガの要素こそ、
香りやエグミ、そして魅惑的な色を放ち、
種特有の美しさになり得ます。

自然が放つ生きるエネルギーは、
強くて懐深く、とてもやさしい。
重ねると、お互いを受けとめ合うかのように
馴染みがとてもいいのです。


※冒頭写真
マキマロ
トップス カミサ(白) ¥16,800 +tax
ガーゼストール(山桃) ¥4,500 +tax


starnet 東京





2015年8月5日水曜日

この夏、私が選ぶ靴③





sanitaの木靴。
 

独特な形状と木の質感は重みのある存在感を
ぬくもりのあるやわらかい印象を与えてくれます。
Antique brownの色味とオイルヌバックの皮革素材は最初から履き馴染んだ印象で、
履いて、擦れて、またオイルを入れて、お手入れを重ねて育てていきたい木靴です。
 
 
外側も内側もソールは木の素材。
夏はさらさら、足の裏にあたる木の感触が心地よくて、
暑さの下でも前に進みたくなる木靴です。
 
 


Sanita(サニタ)
¥18,000 +tax
色:アンティークブラウン(写真)、ブラック、グリーンの3色
素材:天然皮革、ライムの木
 
 
 
 






2015年8月4日火曜日

東京店 営業日のお知らせ


8月のお休みにつき、お知らせいたします。

<臨時休業> 8月9日(日)~13日(木)
<定休日>  毎週 日・月


また、東京店の定休日が2015年9月1日より
下記の通り変更になります。

<定休日>  毎週 月曜日(2015.9月~)


引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


※9月18日(金)より、ルヴァン富ヶ谷のパンのお取り扱いを再開いたします。
   東京店にて毎週金曜日に入荷予定です。
   お待ち頂いていた皆さま、どうぞお楽しみに。



2015年8月1日土曜日

この夏、私が選ぶ靴②


前回に引き続き、東京店スタッフお気にいりの夏の一足をご紹介します。

スタッフOの愛用中のサンダルは
前回もご紹介したオランダLoint'sより、
編上げデザインのもの。



吸いつくような柔らかな革と立体的なソールは変わらず、
包み込まれるように快適なサンダルです。
靴紐は細めでやわらかく滑りが良いため、
比較的スムーズに着脱ができます。

足先から足首にかけて紐で調節が可能なので、
足幅は狭いが土踏まず・甲はある私の足を
しっかりとホールドしてくれて、安心です。
はだしでももちろん、靴下を履いても使える応用力の高さ。

さらりとシンプルなワンピースに、パンツスタイルに、
また柄物や色物のお洋服などに合わせても、
かわいくなりすぎないクールな印象がお気に入りです。

気づけば毎日履いている、一足。


Loint's(ロインツ)
¥28,000 +tax
色:ブラック(写真)、ブラウン、トープの3色
素材:天然皮革


starnet 東京